値上げは本意じゃない。でも、やらなければ潰れる
今日は、少し重たい話を書こうと思います。
できれば、こんな話はしたくない。
でも、会社を続けていく以上、向き合わないといけない現実があります。
最近、本当に思うんです。
もう、「企業努力で何とかします」だけでは、どうにもならん時代になったなと。
材料費は上がる。
電気代も上がる。
切削油のような消耗品も毎年上がる。
工具代も毎年上がる。
送料も梱包費も毎年上がる。 しかも!これらはメール1通、FAX1通のみで簡単に上げてきます。
しかもそれだけじゃありません。
最低賃金も毎年のように上がっていく中で、働いてくれている人たちの賃金も見直していかないといけない。なので毎年賃上げしています。
それは当然のことだし、そこを削ってまでやる経営は違うと思っています。
でも、現実としては、これだけ色んなものが上がっているのに、売値だけそのままというのは、さすがに無理があります。
正直、これまでかなり踏ん張ってきました。
できるだけお客様に負担をかけたくない。値上げされる側の気持ちも分かります。
簡単に「値上げさせてください」と言いたくない。値上げしたら注文来なくなるかも?とか考えます。
そう思って、現場で工夫して、段取りを見直して、加工を詰めて、何とか吸収しようとしてきました。
でも、もう吸収しきれないところまで来ています。
値上げできない会社は、最後どうなるか。
無理をして、我慢して、削って、削って、最後は潰れるだけです。
それでは意味がありません。
会社がなくなれば、仕事も止まる。
品質も守れない。
雇用も守れない。
結局、お客様にも迷惑をかけることになる。
だから今、弊社も勇気を出して、少しずつ価格改定を進めています。
もちろん、一度に全部を変えられるほどの気力も体力もないので(笑)、そこは現実的に、少しずつです。価格改定って凄い労力使いますね。
ひとつひとつ、事情を見ながら、丁寧に説明をさせていただきながら、進められるところから進めています。
本音を言えば、値上げなんてしたくありません。
できるなら、そのままでやりたいです。
でも、それで会社が弱っていくなら、そんなやせ我慢に意味はないと思っています。
大事なのは、続けること。
ちゃんと仕事を続けること。
品質を守ること。
現場を守ること。
そして、働いてくれている人たちの生活を守ること。
そのために必要な価格改定は、これからもきちんと向き合っていくつもりです。
もちろん、ただ「上げさせてください」で終わるつもりはありません。
これまで通り、いやこれまで以上に、改善も工夫も続けます。
生産性を上げる努力、ムダを減らす努力、品質を安定させる努力は、これからもやっていきます。
それでもなお、どうしても転嫁しなければ続けられない部分はある。
そこから目をそらさず、経営として判断していくことも、今の時代には必要なんだと思います。
しんどい時代です。
でも、しんどいからこそ、無理して耐えるだけではなく、生き残るために必要なことを、ちゃんとやる。
そのひとつが、価格改定だと考えています。
製造業でも飲食業でも、どんな業界でも踏み切りにくい話ではありますが、続けるために必要な見直しは、決して悪いことではないと思います。
