コスト削減は”加工しやすい設計から”設計段階で見直す切削加工コストの最適化

部品の製造コストって

部品の製造コストを下げたいーー その一心で、材料費や外注先を見直す企業様は多いのではないでしょうか。
しかし実は、「設計段階」でのちょっとした配慮が、切削加工のコストや納期、
そして品質に大きく影響することがあります。

NC自動旋盤を使った量産切削では、バリが出にくい形状設計や、
工具が届きやすい、または届きにくい寸法構成といった点が、加工コストを左右します。
見た目は同じでも、「工具を2回使う必要がある形状」と「1回で済む形状」では
加工時間と段取り時間がまったく異なるため、製品単価にも差が出てくるのです。

使用する材質の選定も重要なポイント

例えば同じ黄銅系でも、快削性の違いによって工具摩耗や仕上がり精度が変わります。
鉛レス材などを使う場合も、加工ノウハウが必要となるため、事前の相談が効果的かと思います。

弊社では、Φ2.5~Φ28の丸棒素材を使い、±0.005mm単位の高精度な量産加工等を行っており
こうした “加工性を考慮した設計支援” のご提案も可能です。

「この形状、コストがかかりそう…」
「どこか改善できないかな?」
とお悩みの際は、ぜひ一度ご相談ください。
設計者様・購買担当者様と一緒に、コスト最適化を実現する加工パートナーとして
お手伝いさせていただき、試作~量産化へうまく進められたら嬉しいです。

🔻よくあるご質問(FAQ)

Q1. 設計時に「加工しやすい形状」って、具体的にどんなことを意識すればいいですか?

A. 例えば、極端な段差や深穴、工具が入りにくい内径寸法などは加工コストが
上がる要因になります。
できるだけ工具1本で完結できる形状やシンプルな段差設計にすることで、コスト・納期の最適化につながります。

Q2. 加工しやすい材料ってありますか?

A. 快削性の高い材質(例:快削黄銅、快削鋼など)は工具寿命が延び
加工時間も短縮できるためコストメリットがあります。
ただし、環境規制対応(鉛レス材)などのニーズがある場合は別途ご相談ください。

Q3. 図面の段階で相談してもいいですか?

A. もちろん歓迎です!
初期設計の段階でご相談いただければ、加工性を考慮したご提案が可能です。
コスト削減や量産化を視野に入れた設計支援も承っております。

Q4. 加工コストってどこで決まるんですか?

A. 工数(加工時間)、使用する工具の種類と寿命、段取り替えの回数、
材料の扱いやすさなどが主な要因です。
設計で“工程が少なく済む形状”にするだけでも、大きくコストに影響することがあります。

【お問い合わせ】

「この部品、コストが高くなりそうで不安…」
「加工しやすい形状や材質の選定に迷っている」
そんなときは、お気軽にご相談ください。
量産加工に強いNC自動旋盤加工屋として、実績と経験に基づいたご提案が出来るかも知れません。

よかったらフォローくださいね♪